お客様の施術事例(ビフォーアフター)
今回、ご来店されたお客様は初めてのお客様でした。
当店では、常連のお客様はもちろん、新規でご来店されるお客様も大歓迎しております。
何よりも、「これだけ数ある美容院の中から、僕の美容院を選んでくれた」ことをとても嬉しく思います。
そんなお客様のご期待に応える…いや、「期待」以上の仕上がりで「感動」してもらえるよう、毎回腕が鳴ります。
では、今回はお客様の許可を得まして、ビフォーアフターを撮らせていただきました。
今回の施術内容とカウンセリング内容
今回行った施術メニュー
カラー(グレイカラー)+カット+エクラスタトリートメント
白髪染めや縮毛矯正、エクラスタトリートメントなどのメニューをご希望されるお客様がここ数年多くなってきたような気がします。
時代のトレンドとしても、ヘアスタイルという「形」よりも、髪の毛そのものの「素材」を上質なものにしたい、というニーズが増えてきていると感じます。
僕の経営する美容院でも、エクラスタトリートメントをはじめとする、ヘアケアメニューにはかなり力を入れています。
私がカウンセリングで提案した施術内容
ご提案1
今回、お客様にカウンセリングを行いましたが、前に通っていた美容院のヘアカラーで、写真からもわかる通り、毛先がオレンジ色に退色しています。これは、毛髪内部にカラーのティント(色味)が抜けており、時間の経過と共に「黄色に」変化をしていきます。そして黄色に変化していけばしていくほど、「乾燥してパサパサに」見えてしまいます。
ブリーチをした髪が黄色っぽく、そしてパサついて見えるのがまさにそれです。今回、これ以上、オレンジ色→黄色っぽく進行しないように、
僕は施術におけるアンダーカラーとしてカラー剤にほんのわずかにアクセントカラーとして「Blue」を混ぜました。
理由としてはオレンジや黄色などの色に対抗するために、青のアクセントカラーを「ほんの少しだけ」入れることで、黄色味を打ち消して艶やかな茶色になるからです。絵の具の調合をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
これは他社美容院では行っていない、弊社の企業秘密的な技術方法なので、詳しい調合のグラム数などは明かせませんが、こういった僅かな美容技術、薬剤の調合の差が、後々お客様がヘアカラーのお手入れする際の「色持ち」に大きく影響します。
そして、根元はグレイカラーでしっかりと染めてそれ以外はグロスカラーでダメージの低減と綺麗なツヤを出す、という施術方法をご提案させていただきました。
ご提案2
提案1以外の「色」以外にも、毛先の乾燥が進行していたので、
シャンプー台にて「キトサン」を使ったアルカリ除去を行いました。毛髪を染めるカラー剤には、アルカリ染料といってアルカリ成分が必ず入っています。これは日本全国、どこの美容メーカーでも同じで、毛髪を染める際にはなくてはならないものです。
しかし、そんな「必要悪」なアルカリは、毛髪のphはもともとph4.5〜5.5phが最も安定した状態であるため、髪にとっては「悪」です。
ヘアカラーに含まれている「アルカリ剤」は、当店ではカニやエビから取れるエキスである「キトサン溶液」でしっかりバッファーを
してアルカリ除去していきます。キトサンにはアルカリを除去し、弱酸性に戻す効果があるからです。
この技法はまだ他の美容院で行っていないところも多いですが、当店では毛髪科学をしっかり勉強し、お客様に技術として還元できるようにしています。
最高のヘアデザインは、最高の素材があってこそ
例えば、どんなに優れた熟練の寿司職人でも、素材の鮮度が著しく落ちている魚を使って美味しい寿司を握れるか??というと、これはかなり難かしいと思います。
そして、これは何も寿司職人に限った事ではなく、私たちのような髪を扱う職人 (美容師)にとっても同じこと。
つまり、現在の毛髪の状態をどれだけ良いコンディションに持っていくか?が自宅での手入れのしやすさや、
髪のデザインそのものにも大きく関わってきます。
どんなに装飾性の優れたヘアデザインでも、毛髪が「美しく」ないと、そのデザインが生きてきません。
僕が新規のお客様に気をつけているポイントの一つに、
「お客様は前の美容院に通わなかった理由がある」
ということがあります。
つまり、前の美容院で何かしら「失敗」されたり、「不快な思い」をされたお客様が多いです。
(そもそも前の美容院で大満足してれば僕の美容院には来ないはずなので…。)
そのため、前の美容院で失敗した部分は完全にリカバーし、そして当店でしかできない「テクニックと知識」で素材そのものを上質なものにするよう、毎回通ってもらうたびに実感していただける薬剤を用意しています。
そして、この記事にある、「before&after」の写真からも、「髪型も大切だが、素材はもっと大事」というのがわかると思います。
髪の素材(コンディション)が変わるだけでも、若々しく、美しくなるんです。
Beforeです。ここから丁寧に施術を行います。
では、こちらが施術前の写真になります。
今回は施術中の工程の写真を細かく順を追って撮ろうと思っていたのですが、撮り忘れてしまったのが残念です..。
次回以降は施術工程も載せれたらと思います。
根元の白髪を染め中間から毛先は色を落としていきます!(オーダー的には落ち着いた感じの色味との事だったので)根元は8NC単品で
毛先はグロスカラーの6Nに3Nを少しだけ足して
時間を置いていきます。
Afterです。若々しく、美しく変身しました。
根元(リタッチ)のカラーの染まりもバッチリです。
ドドン‼︎
全体に落ち着いてグレイカラーでも結構な明るさではないでしょうか?
ナチュラルな色合いと品のあるツヤ感☆
グロスカラーは重ねて行く事で手触りとツヤ感の長持ちさでは群を抜いてると思います!
派手な色味では無いですがとてもエレガントな仕上がりになりました。
写真を並べて比べると、だいぶ印象が変わったと思います。
技術を終えて…今回の私からの一言
「大人カラー」というのもの1つの答えかなと。。。(まだまだ沢山ありますが)
お客様に大変喜んで頂けてとても嬉しく思います。
次回またご来店された時は退色度合いやその後の感想などをお聞きする次第です。
では、また‼︎
大人の女性には上質さを求めた艶やかなブラウン….「大人カラー」を私はお勧めします。
ツヤとエレガントさを両立できる、connectオリジナルのカラー調合法です。